つなプロ基金支援先活動2011年12月報告

つなプロ基金 支援先紹介

 つなプロ基金に寄せられたご寄付により支援をおこなっている「スペシャルサポートネット関西」が連携しておこなう「被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト」活動の状況をご報告いたします!

2011年12月活動報告

2011年12月活動報告

 (2012.1.20 update)

 つなプロ機能の地元団体への移管を進め、主に宮城県内の気仙沼、南三陸、石巻(市街地)、石巻(雄勝地域)、多賀城市にて、「市町つなプロ」として活動しています。

 これまで「つなプロ」全体として進めてきた「アセスメント」、「マッチング」、「コミュニティ支援」の柱を、現在は地域ごとに実施しています。


気仙沼/「つなプロ気仙沼」

・全戸調査、要支援者・孤立世帯の発見 (主に大島)
・病院等への送迎、医療機関へのつなぎ
・地域おこし支援

 5月の気仙沼での活動開始以降、がれき班、物資班、アセスメント班に分かれて活動を展開。地元(主に大島)の被災の状況、住民の方々のニーズの聞き取り、大島に来島するボランティア受入窓口の事務局を立ち上げてきました。

 11・12月には、アンケート方式で2回目の全島アセスメントを実施。島の問題・課題を住民がどう捉えているのか、挙がった課題の中で事業化できるものがないか、検討を重ねています。

 12月からは、気仙沼本土でも主に自治会長さんを対象としたヒアリングを95ヶ所で実施。現在の問題点等をお伺いした結果、多く挙げられたのはコミュニティと自治に関する内容で、主に「交通」、「仮設住宅の生活環境」、「医療・介護」などへの対策の必要性が挙げられました。

 今後は、大島地域と気仙沼本土の2拠点をベースに活動。大島地域では訪問看護の事業を本格化させ、島内の情報格差をなくすための情報誌の発行にも取り組みます。気仙沼本土拠点では、仮設住宅団地の自治会長さんと周辺地域の自治会長さんが話す場づくりなど、コミュニティ支援に向けて関係の構築に取り組みます。

南三陸町/「つなプロ南三陸」

・地域の特色をいかした生きがい仕事の創出

 12月は、「シルクキルト」製品製作のための拠点整備、地元の方々への協力のお願いにまわったほか、出店先のお願い、ネット販売ルートの開拓を進めました。今後は制作体制の整備に取り組み、2月の試験販売、3月からの販売に向けて準備を進めます。

 入谷Yes工房の「オクトパスくん」のクリスマス・年末の販売のお手伝いとして、『被災地復興応援フェスタ』に参加。首都圏の方々に向けて、オクトパスくんを販売すると同時に、プロジェクトの意義や町の現状について伝えました。

石巻雄勝地域/「しゃべっちゃプロジェクト」

・仮設住宅団地8か所における『おぢゃっこカフェ』の開催

 12月には一日2ヶ所、一週間に雄勝町内仮設集落7ヶ所(水浜、大須、森林公園、立浜、名振、船越、峠崎)および在宅集落2ヶ所(桑浜、荒浜)にて継続的にお茶っこを実施。一週間あたりの平均参加者数は約80人。

 これまでの約2ヶ月間で仮設集落住民の状況把握ができたため、開催前には独居高齢者に対して重点的に声かけし、全戸(約170戸)を訪問して情報が行き届くように努めています。

 最近は震災前から存在していたコミュニティが息を吹き返し、各自で声をかけあって集まるようになり、各住民が手作りの食べ物や飲み物を持ち寄る動きが増えてきました。

 今後は住民主導による勉強会や各種イベント、炊き出し等を行なっていこうと思っています。

LinkIcon「しゃべっ茶」のブログもご参照ください。

石巻市 開成地区/「石巻復興支援ネットワーク」

・地元のお母さん方と連携した仮設住宅団地でのコミュニティ形成支援

 12月は、石巻市仮設開成団地、南境第7団地にて、お母さんや住民同士で手芸やフラワーアレンジメントをしながら交流することでコミュニティ形成を支援する「やっぺす隊がやってくる」を実施。合計20回のイベ
ント、ワークショップを実施し、延べ178人の方にご参加いただきました。

 30人の被災者の方々に生きがい内職仕事の提供をし、お母さん同士がつながりながら収入を得る機会を作りました。

 23日、25日には仮設開成団地と釜小学校にて親子クリスマスイベントを実施。あわせて200名の親子に楽しんでいただきました。

LinkIcon石巻復興支援ネットワークのHPもご参照ください。


多賀城市/「復興応援団」

・仮設団地住民と自宅避難者に対する見守りネットワークの構築

 多賀城市等、宮城県南部を中心に活動する「復興応援団」では、支援者、自治体、管理団体のネットワークを形成。被災者を取り巻く地元の自営業者などによる“見守り人”と仮設住民の中から選ぶ“お世話人”を選出して、被災者のケアを行います。また神戸市の住宅計画に携わった専門家などによる高齢者向け共同居住型集合住宅に関するセミナーなどを実施して、仮設後を見据えた活動も行います。

 12月には、市内の仮設住宅(全6団地・合計347戸)の各現場管理担当者に 対し、ヒアリング(自治会の働き・住民の就業状況・高齢世帯の生活状況等)を行いました。

 その情報・データをもとに、自治会が形成されている3つの仮設住宅にて自治会主体のイベント(芋煮会、餅つき大会等)のお手伝いや役員会への出席による関係構築を実施。

 他の3つの各仮設住宅では、お茶飲みサロン(各仮設住宅で月に3~4回)等に参加し、住民の方との交流を深めました。

 自治会のあるところは役員と、ないところはお世話人候補住民との関係構築を深めました。

LinkIcon「復興応援団」のHPもご参照ください。

つなプロ12月活動報告書ダウンロード(PDF形式)LinkIcon

今後(1月)の活動予定

■「市町つなプロ」の支援と、3県の連携復興に向けた協働取組の支援

 「つなプロ」から派生した事業、「市町つなプロ」として独立した団体の支援を続け、地元主導による復興を応援していきます。

 宮城県内においては、気仙沼、南三陸町、石巻市中心部、石巻市雄勝地域、多賀城市の5つの地域で、「市町つなプロ」を展開。事業計画のブラッシュアップ、専門家紹介、事務局機能の面で活動を支援していきます。

 その他、みやぎ連携復興センター、いわて連携復興センター、福島連携復興センターと協働し、共通のニーズや課題の共有、協働プロジェクトの実施について、協議を続けていきます。

■「つなプロ」の活動のふりかえり・報告、今後の災害時の対応に向けた提言のまとめ

 「つなプロ」のこれまでの取組の検証を始めます。災害時に、特別な配慮の必要な方々がどのような状況に直面し、どんな支援が必要になるのか、平時から何をすべきか等、「つなプロ」で得られた情報やマッチング先となってくださった専門NPOの活動を整理。報告書としてまとめ、今後の災害時の対応についての提言をまとめていきます。

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メディア掲載履歴

活動資金(寄付金)使途報告概要

(つなプロ基金から助成)
2011年4月からの累計

  • 13,800,000円


(支出内訳)2011年4月からの累計
ボランティア派遣費

  • 1,369,155円
  • (関西から仙台まで/第1期から第5期まで)

交通費

  • 2,205,760円
  • (スペシャルサポートネット関西のメンバーの現地会議、関西域内旅費、関西からのスタッフ派遣旅費)

マッチング経費

  • 147,896円
  • (物資の中で不足している、おむつ等マッチング支援に必要な物資購入費)

ケアプロ検査費

  • 1,000,000円
  • (避難所での健康チェック、生活習慣病予防検査費用/関西からのスタッフが調査協力した分)

多賀城市調査関連経費

  • 100,000円
  • (集計費用)

京都事務所経費

  • 1,956,150円
  • (スペシャルサポートネット関西京都事務所人件費3名分、家賃、電気代等)

人件費

  • 303,450円
  • (全国事務局マッチング班人件費)
  • 5,077,800円
  • (エリアマネージャー/現地スタッフのうち、関西から派遣の4名分日当/災害保険)

つなプロ報告会(京都)

  • 139,789円
  • (会場費、遠方登壇者交通費)

残額は1月以降の活動費として活用

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